お疲れ様です!

 

なんかもう、毎日忙しいですね…。


署にしても本部にしても、行事多すぎだ(;´д`)


さて、今回は第2回勉強会の内容として、消防士の基本である“火災”について書いていきます。

 

火災とはそもそも何なのか

どんな現象なのか

 

本当にそもそもの事を書いていきます。

 

もう一度原点に立ち返って、勉強するつもりで見ていってください!


今回も最後までお付き合いよろしくお願いします(^^)

 

 

 

 

 

【火災とは】

 

さっそくですが、皆さんは「火災とは何か」と聞かれたら、どのように答えますか?

 

調べてみると、いろいろと定義があるみたいですね。

 

ではでは、Google先生に聞いてみましょう。

 

火災とは、火による災害のことをいう。

一般的には火事ともいう。

 

全くもって、そのまんま。笑

 

でもまさにその通り。火災とは火による災害のことをいいます。

 

でも、私たち消防士が考えていたのとは、少し違いませんか?

 

みなさんが考えた“火災”は、きっと以下のとおりかと思います。

 

火災とは、次の3つの要素を満たすものをいう。

1.人の意図に反して発生し、

2.消火の必要がある燃焼現象であり、

3.消火施設の利用を必要とするもの。

※爆発現象は、上記の2,3の有無に関わらず火災に該当する。

 

どうでしょうか(^^)?

 

これは総務省消防庁の「火災報告取扱要領」に定められている定義です。

 

原因調査をするかしないかの判断も、この“火災の定義に該当するか”が、とても重要なポイントになります。


覚えておきましょう!

 

ちなみにこの他にも、ISOで「時間的及び空間的に制御されず拡大する急激な燃焼」と規定されたりしているようです。


正直そんなん知らなかったです。

 

ということで、


つまり一言に火災と言っても、その定義は統一されていないということなんですね。

 

しかしながらどれにおいても共通するのは、

 

 というワード

 

さらには“燃焼現象”というワードが出てきます。

 

ではでは、次のセクションではそこにフォーカスしてみたいと思います。

 

 

 

 

 

【“燃える”とは】

 

みなさんは“燃える”という現象を説明できますか?

 

火災とはあまり関係ないことかもしれませんが、この“燃える”という現象を知ると、その逆の“消火”についても理解​しやすくなるはずです。

 

それでは早速Google先生に聞いてみましょう!

 

燃えるとは、火がついて炎が立つこと。または燃焼すること。

 

思っていたとおりの答えですね。

 

では、“燃焼”とは具体的にどのような現象なのでしょうか。

 

燃焼とは、可燃物が空気中または酸素中で光や熱の発生を伴いながら、激しく酸素と反応する酸化現象のことである。 

また、燃焼現象には炎を有する有炎燃焼と、炎を有しない無炎燃焼(線香の火やタバコの火など)がある。

 

なるほど、「燃える=燃焼=酸化現象」というわけですね。

 

さらに燃焼現象には、炎が立つ有炎燃焼炎が立たない無炎燃焼があるということもわかりました。

 

つまり私たち消防士は、火災現場という巨大な酸化現象に対峙しているということになりそうです。

(無理矢理感ハンパないですが、そこは良しとしてください!)

 

そして燃焼には、燃焼の三要素と呼ばれるキーワードが存在します。

 

燃焼の三要素とは何か、次に書いていきます。

 

 

 

 

【燃焼の三要素】

 

物が燃える現象、燃焼現象には3つの要素が必要となります。

 

みなさん知っていると思いますが、もう一度復習です(^^)

 

燃焼の三要素

  1. 可燃性物質
  2. 酸素
  3. 火源

 

さて、全部スラスラ答えられましたか?

 

燃焼の三要素、消防学校初任科で習いましたね。

 

さらに、この三要素に加え“反応の継続(連鎖反応)”を加えた「燃焼の四要素」と言われるのが普通かもしれませんね。

 

そしてこの燃焼の四要素のうち、どれか1つでも欠けたら燃焼現象は起こりません。

 

つまり逆を返せば、

 

燃焼の四要素のうち1つでも取り除くことができれば燃焼現象は収まる

 

ということですね。

 

この燃焼の三要素、消火活動をする上でものすごく大切なキーワードです。

 

上で太字で書いた部分、忘れないで次に進みましょう。

 

 

 

 

 

【消火とは】

 

んなもん知ってるよ!と聞こえてきそうですが、改めて書いてみます。

 

消火とは、火を消すこと。特に火災を消すことを指す。

現象としては、燃焼と呼ばれる連鎖反応を止めることをいう。

 

はい、まさにですね。

 

消防士の一番の仕事であります。

 

前のセクションでも少し書きましたが、消火の理論は、

 

燃焼の三要素のうち1つでも取り除くことができれば燃焼現象が止まる。=消火できる。

 

ということになります。

 

消防士は主に水を使った消火活動を行っていますが、これも燃焼の三要素のうちの1つを取り除くことによって消火しているものです。

 

こんな風に、燃焼の三要素に対して“消火の三要素”というものがあります。

 

もうみなさん知っていると思いますが、これも改めて見直してみましょう(^^)!

 

 

 

 

【消火の三要素】

 

燃焼の三要素に対して、消火の三要素があります。

 

早速1つずつ書いていきます。

 

1.除去消火

可燃物の供給を止めたり、周りの可燃物を取り除いたりして消火する方法。もう本当にそもそも論の方法。

〜例〜

  • ガスの元栓を閉める
  • 林野火災の際、周りの木を切り倒す
  • 延焼しないように隣の家を壊す(これは江戸時代の“破壊消火”というやつです。)

個人的には、もはや消火とは言えないのではないかと思っています。

林野火災ならまだしも、建物火災ではなかなかできない消火方法ですね。

 

2.窒息消火

酸素の供給を止めたり、燃焼に必要な酸素濃度を下げたりして消火する方法。

〜例〜

  • アルコールランプに蓋をする
  • 炭つぼに炭を入れる
  • コンピュータ室に不活性ガス(CO2やハロゲン)を注入する
  • 部屋を密閉して空気を遮断する

前述の除去消火に比べ、かなり効果的かと思います。僕たちも泡消火などで窒息消火を行なっていますしね。

ただし、酸素の供給を断つということは人命にも大きく関わってきます。

消火設備として備えられているような場所での消火活動時は、十分に気をつけて活動しなければなりませんね。

予防係の人は、対象物によっては設備として設置されているところもあるので、必ず覚えておきましょう!

 

3.冷却消火

可燃物の温度を燃焼に必要な温度以下に下げて消火する方法。一番メジャーな消火方法。

〜例〜

  • 水をかける

消防士は水を使った冷却消火を行っています。

水には強い冷却効果がある上、可燃物を覆うことで窒息消火の効果もあります。さらには資源も豊富で入手しやすいという、ほとんどメリットしかないため、科学技術が発展した現代でも、消火の際に水を使用し続けています。

 

 

覚えていましたか?消火の三要素はこんな感じです。

 

私たち消防士は、この三要素を理解した上で活動しなければなりません。

 

しかもこの三要素、それぞれにデメリットを抱えています。

 

除去消火であれば、そもそも可燃物を除去できない

窒素消火であれば、酸素供給を断つことで人命の危険性が増す、バックドラフトの危険性が増す

冷却消火であれば、水を使えない禁水性物質がある、油ダメ、電気もダメ

 

などなど…。

 

それぞれの持ち味がある分、それぞれができない事もあるということです。

 

特に冷却消火で挙げた“禁水性物質”については要注意ですね。

 

気になった人はググってみてください。

 

ちなみに余談になりますが…

 

建物火災の“鎮火”って、実は放水で冷却消火して消火できた訳ではなくて、単に可燃物が全て燃えきって可燃物がなくなっただけの除去消火だったりして…


みなさんはどう思いますか?

 

 

 

 

【まとめ】

 

さて、今回は火災について書いてみました。

 

改めて書いてみると、やっぱり奥が深いですね。

 

消火活動は、消防士の一番の仕事です。

 

火災とはそもそも何か。

 

ここに書いた以上のことを学ぶキッカケになればと思います。

 


次回勉強会は、火災戦術について、学ぼうと考えています。


また日程決まったらラインでお知らせしまーす(^^)


今回も最後まで読んでくれてありがとうございました!